60歳以降もある程度の収入を得る
老後の心配は尽きないかもしれませんが、まずは健康を維持することが大切です。医療費の心配もさることながら、そもそも楽しく暮らしたいものです。体力的、精神的の両面がありますが、どちらにしても無理は禁物です。健康については自己管理を徹底することです。
ちなみに勤務先には障害者であることを伝えていないのは気になります。心配な点は社労士など年金等の専門家に相談した方がいいと思います。
アドバイス3の「老後に向けて投資比率を下げる」ですが、投資と貯蓄の割合が現在は6対4であり、これは投資が多いと思われます。割合については少なくとも4対6です。年金生活に入ってからは更に3対7にしたいところです。従って、利益の出ているものから順に売却して、投資比率を下げていくのがいいでしょう。
投資信託が毎月分配型に偏っているのは、実際の収益が見えにくいデメリットがあり、お勧めできません。年1回~2回の決算で複利効果を生むファンドにしてもいいかと思います。手数料のかかるラップファンドも利用せずに、自分で配当の高い個別株、コストの安いETFを選んで購入するのもいいかと思います。
保険についてですが、医療保険に頼らずに、健康保険と貯蓄でカバーするという考えで、これは何の問題もありません。総合的な結果として、Aさんの場合は60歳以降もある程度の収入を得ることが重要ポイントになりそうです。